シルクって何?
シルク(絹)は、蚕(かいこ)の繭からとれる天然の繊維です。
蚕が自分の体を守るために吐き出す糸は、とても細く、軽く、しなやか。
この糸を丁寧に紡いだものが「シルク生地」になります。
天然の恵みから生まれた、やさしい素材
シルクは、人工的につくられた素材(ポリエステルやナイロンなど)とは違い、自然の中で生まれた「たんぱく質」繊維。
人間の皮膚や犬の被毛ととても相性がよく、刺激が少ないのが特徴です。
シルクの主な特徴
1. 肌にやさしい、天然のたんぱく質素材
シルクは、人の肌と同じ「アミノ酸」からできていて、とても肌になじみやすい素材。
犬の皮膚は人間よりずっと薄く、刺激にも敏感です。
だからこそ、化学繊維ではなく、やさしい天然素材を。
敏感肌の子や、洋服が苦手な子、アトピー体質の子にもおすすめです。
2. 静電気が起きにくく、被毛を守る
冬の洋服に多い悩みのひとつが、静電気によるストレスや被毛のダメージ。
シルクは保湿性が高く、摩擦が少ないため、静電気が起きにくく被毛にやさしいのが特徴です。
毛がこすれてパサついたり、肌荒れを起こしやすい子にも安心。
3. 寒がりな子にぴったりの、自然な保温性
とても薄いのに、しっかりと体温をキープしてくれるのがシルク。
体温調節が苦手な短毛犬やシニア犬にとって、冷えから守るのは命のサポートにもなります。
しかも、通気性が高いので、蒸れにくく一年中使えるのも魅力です。
4. ふわふわでやさしいシルクの肌ざわり
シルクのいちばんの特徴は、なんといってもその肌ざわり。
軽くて、やわらかくて、なめらか。
犬にとっては「着ていることを忘れる」ような感覚かもしれません。
犬にとって、シルクがなぜいいの?
犬の皮膚は、人間の1/3以下の薄さでとてもデリケート。
市販の洋服で「かゆがる」「擦れて赤くなる」ことがあるのは、素材の刺激や静電気が原因のことも。
シルクは、そのどちらも最小限におさえ、まるで着ていないかのような心地よさを与えてくれる素材です。
「高級」「繊細」というイメージがあるシルクですが、
本当はとても実用的で、デリケートな犬にこそ選んであげたい素材です。